あっちとこっちの接点
こんなこと突然聞いてすみません…。
あの世ってあるのだろうか?
それは誰にも分からない…。
あの世ってどこかにあるの?
いや、だから分からないって…。
じゃあ、神様っているのかな?
いるような気もするし、いないような気もするし、それも実はわからない。
だけど、思うんだよね。
どこかにその境目があるんじゃないかって。
向こうとこっちの境目があって、それでどっかから向こうの人がこちらの世界を見ているんじゃないかって。
変な感じなのだけれど、突然そんなこと言っても困るという感じなんですが、でも、不思議なことに、ハンバートハンバートの曲を聴いていると、その境目に立っているという感覚が出てくるんです。
目の前にある光景。
その視線をちょっとだけ上に向けると、そこに向こうの世界があるような感じがしてくる。
しかも、それがちっとも怖くないんだ。
“あの世”っていうと、そこには“死”というものがあるから怖くもなるんだけど、そうじゃないんだ。
”あの世”はなくて、ほんとに、こちらの世界から陸続きでもあるかのようにちょっと上にある存在、“向こうの世界”という感じのところ。
それを感じると、勇気が出てくるとかっていうことではないし、かといって悲しくなるという感じでもない。
頑張れるっていうのともちょっとばかり違う。
悟っているとか、諦観しているとか、それとも違う。
なんていうのだろうか、そこは表現できないのだけれど、その空間にこそ真実があるような。
その境目を覗くことで、今日の自分を許せるような気にもなってくる。
不公平な世の中だけど、実は視線を変えると同じようなところで、団栗の背比べで生きているよう。
さぁ、今日も涙を流して、今日も笑って、さぁ、自分を生きようじゃないか。
ひょんなことから
この間、メルカリでCDを売った。
そろそろいろんなものを断捨離しようと思いつつ、なかなか進まない。
でも、潔く出品できるのはCDだ。
PCに入れてしまえばいつだって聴けるし、もしまた欲しくなったら買えばいい。すでに聴かなくなってずいぶん経つものもたくさんある。
といいながら、いざ売れると寂しいもの。
思い出も一緒にもっていってもらおうか、と思えば気が紛れる。
新しい持ち主のところでCDが活用されればそっちのほうがいいわけだし、それができるのがメルカリなどのいいところ。
ひょんなことから買ってくれた方とコミュニケーションを取ることがある。
そんなに大したことのないやり取りだけど、胸にしみいることもある。
出品していたCDを買ってくれた方が、こんなコメントをくれた。
「私が好きなアーティストがいるんですけど、その人たちが影響を受けたグループが、今回買ったCDなんです」
私はすかさず、「そのアーティストって誰なんですか?」と入れると・・・
「ハンバート・ハンバートっていうんです」というお答えであったわけです。
それから気になって気になって、YouTubeで観てみたり。
そして今は虜になっている。
ひょんなことから、あちらの世界とこちらの世界がつながったような、そんな出会いというのも良いものです。年を取ると、何でも惰性になっていて新鮮さが足りなくなる。こういった出会い、ちょっと前まで光輝いて見えていたものなのに。
そうだ、あちらの世界とこちらの世界、ちょっと目線を上げて歩いてみよう。
また新しい出会いがある。
これからもっとたくさんに。
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